初めてオートショップアズマのショールームに行ったのは、2006年夏・・水戸に向かう途中でした。その時、ラジオ番組担当の相方の女性が同行していたのですが、一目見て「この車に決めるなら、絶対赤色がいい・・赤なら乗ってもいいよ・・」と突然いいました。 別に乗って貰おうとは思っていないので迷惑な感想でしたが、発想を変えてみることもいいかな・・取材に使うのも良しかな・・そう思い直してみるとこの直感も悪くないと感じました。
その時は、赤の全塗装は結構費用がかさむので無責任な事を言うなと反論したのですが、そう言えば来年は還暦なんだ!赤いちゃんちゃんこを着る年だ。それなら赤いちゃんちゃんこがわりに赤い超ミニキャブコンも悪くない・・赤に決めようかな!!!となったのです。
でも赤という漠然とした言い方ではクルマの色など決まりません。その後色々悩んでみても迷うばかりでした。
その昔、ヨーロッパ車の赤は日本の車にない美しさがありましたが、今は日本の赤も素晴らしいものばかりです。じっくり選択するとしてとにかくボディは赤にしようと思いました・・・
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メーカー側にすればかなり迷惑な話かもしれませんが、ラ・クーンは手作りの車でもありますから必然的に打ち合わせや相談をしなければならないことも多く、工場にお伺いしなければならない事もあります。私も納車まで4回お訪ねしました。そこで納めた写真から、どのようにラ・クーンができあがるのか想像していただくために少しばかりの写真と解説を加えました。
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ラ・クーンは量産車ではなくほとんど手作りです。室内のレイアウト4種類から選べます。実用的なタイプは進行方向に座席が備えられたタイプかもしれませんが私のように家財道具?を積みたいという人は座席下が収納ボックスになっているベンチシートタイプが便利で魅力的です。
子どもの頃のボンネットバスはベンチシートでした・・これなら乗車定員5名になるそうです! |
ラ・クーンはマツダスクラムという軽トラックがベースです。スズキキャリーと全く同じ車種です。元々トラックですから運転席は質素で華やかさはありません。でも昭和のよき時代・・楽しかった少年時代のように何も不自由さはありません。
排気量660cc・・車体は軽ですがリアキャビン部分の室内長2100mm、室内高は1700mmですから普通車扱いです。税金はもちろん普通車で8ナンバーの特殊車両になります。
室内で簡単な調理も出来ますし、運転席からキャビンに移動できます。 |
オプション選定にあれこれ思いをめぐらすのは楽しい時間でもあり重要な課題です。
ここでラ・クーン「還紅」の装備をお知らせしたいと思います。ユーザー諸先輩から惜しげもなく提供していただいた情報が購入に際しいかに参考になったかを考えると、私のささやかな情報提供がこれから準備する方に何かのお役に立てるのではないかと思っています。
ラ・クーンは標準装備としてとても機能的な装備になっていますが、ユーザーにとってどうしても必要な装備が出てくるのは当然です。
ただ、欲張ると車重が増し、これに比例してクルマ本体にさらに気配りをする必要が出てくるようです。
これもラ・クーンの特徴の一つですから上手にオプションを選びうまく乗りこなすのも楽しさを倍増させることではないかと思います。
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電気で動く機器選びも楽しいものです。カタログやネットで調べながらあれやこれや思い悩むのもまた良しです。どうしても必要なものにカーナビがありました。HDDタイプかDVDか・・機能で選ぶか地図で選ぶかこれほど迷う選択もありません。
旅先で毎回オリックスレンタカーを借ります。小型車のほとんどに乗りました。メーカー純正のカーナビ装備ですが使いやすいもの、操作しにくいものの差が大きいので選択に迷いました。もちろん慣れに勝るものはないようですが画面からうける印象は大事です。
ETCも必需品です。炊飯器もあります・・IHクッキングも可能です・・ |
ラ・クーンで不可能な設備はトイレとシャワールームでしょう・・シャワールームはあきらめますがトイレはたとえ簡易型でも搭載している方が便利です。めったに使うことは無いと思いますが非常用として簡易水洗トイレ8リッタータイプを備えました。
ほとんどの装備はしげしげと眺めテストしたくなりますが、こればかりは実際に水や洗浄剤を入れてテストする気になりませんでした。
ベンチシートタイプは色々手を加えたい事が多くあります。ちょっとしたヒントなどをご紹介します。 |