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インターネットの力 ネットショップで既製品の中から最安値を探すなら少し時間があれば簡単です。しかし特注品となると満足できる技術背景をもつ相手を探すことは難しい事です。限られた予算が前提であればなおさらハードルが高くなります。 そんな訳で片意地を張らずに遊び感覚で家探しのネットサーフィンが始まりました。キーワードは「狭小住宅」「格安の住まい」「暮らしやすい住まい設計」「ローコスト住宅」・・・・あらゆるものです。 居ながらにしてこんなに多くの情報が得られるインターネット社会に改めて感心するのですが、見極めが大変な仕事です。 そんな時一つ目にとまるページにたどり着きました。それは「1050万円虎の子の家」という3階建てのプランを紹介する設計事務所でした。 しかしこの生々しい金額に飛びついたわけではありません。直感的に興味が湧いたのです。私の構想など蚊帳の外の議論になる恐れもあるので、連絡を取るかためらいがあったのも事実です。 ただここで感じたイメージは、豪華さではなく、比較的控えめでシンプルながらしっかりとした主張があったことです。興味を抱いたならまず連絡をとることです、早速メールを出すことにしました。もちろん、他にもメールでお尋ねした会社もありました。 虎の家なら張子の家かな・・・虎の子の家なら気配りも確かかな!!!などなど内心考えていました。 そして、2010年9月大阪にあるこの設計事務所を訪ねました。驚いたのは私の従兄妹の家のすぐ近くで、これも何かご縁ではないかと感じたのも事実です。 相談の帰りに従兄妹を訪ね久しぶりの再会を果たすことができ、おまけの時間が付いてきたようで少し得をしたような気分でもありました。 この興味を抱いたこの設計事務所の虎の子の家は、敷地10坪、間口4mから建築可能の狭小地対応型、木造準耐火仕様の3階建て住宅といキャッチフレーズです。 当然ながら「デザイン」「耐震性」「ローコスト」の三拍子が備えられているということでした。一回?与えられる相談無料の言葉に甘え、これまた恐る恐るお話をすることになったこの事務所こそ今回お付き合いが始まった「田原虎彦建築設計事務所」でした。 http://www.tahara-archi.com/ お会いして色々お話をお聞きし、また私の考えも話しました。苦笑を誘うお尋ねも多かったのですがタイムリーに説明をいただきました。ハード面ソフト面の話題も飛び出しましが、住宅展示場の無知な客指導型ではない誠実さを感じる応対でした。 田原さんとは早速プランの提示などを受け、その後何度か足を運んでいただきました。会う度に次の疑問や課題が飛び出し、あれこれ注文を出すことになり、この頃にはとっくに無料相談の限界を超えていました。 もしここで、「もう要りません・・」となれば損害を与えることになりますが、私としては決して冷やかしでお付き合いを続けていたわけではなく、きちんとした交際期間を経て一生のお付き合いを宣言するための重要なプロセスでした。 1級建築士の田原さんという方を過大評価することもまたそれ以外も意図もありませんが、その答えはかなり先に示されると思います。その時の評価が真のものです。現時点ではもちろん私の求める課題には誠実に対応できる信頼の方と巡りあったと確信しています。 色々無理を言ったのですが、一番の課題は最初に提示した資金計画を大幅に超えると破談になるという最低条件に変わりはありませんでした。 住むところが無いわけではないので、こだわりの一つくらいは残しておきたいという居直りでもありました。 私が口を開くたびに金額が跳ね上がる!!という警告が時々発せられました。しかしこの忠告の本質をお互いに話し合い、認識することが大事です。 これならどうか?出来るがそれならこれだけ掛かります・・・際限ないくらいいろんなケースの話がでる貴重な時間でした。 |
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